もうすぐ進級の時期ですね。
この時期子供達が気にしてることというと、クラス替えですよね!
親としては先生が誰か気になりますが、子供はそれよりもクラスメイトが気になるようです。
小学生にとっては一大イベントのクラス替えですが、
どうやって振り分けているのか?
親の希望は通るのか?子供が仲良しな子と離れてしまったらどうする?
といった疑問点が多いですよね!
春休みは毎年ドキドキ!今年はどんなクラスになるのかな?
※地域や学校によって違いがあります。
小学校のクラス替えの決め方は?※
①決める時期はいつ?
2月から3月にかけてクラス編成をしています。
何回も会議をして、終業式のころには大体のクラスが決まっているそうです。先生の異動などの発表があり、4月になると担任の先生が決定します。
担当する学年は4月の頭に発表されて、そこから自分は何組を受け持つのか決めていきます。
思ったよりギリギリのスケジュールなんだね!
②クラスを決めているのは誰?
新しいクラスを決めているのは、今の担任の先生です。
今受け持っているクラスを、4クラスなら4分割に、5クラスなら5分割にします。
一年間子供と関わってきた先生だからこそ、子供達の関係性がよくわかっているので、バランスよくわけることができるそうです。
クラス分けのやり方は?
①学力
まず4教科(国・算・社・理)の成績を点数化して、学力差が偏らないように分けていきます。
成績のばらつきがあると、クラス替えの意味がないので十分に配慮して分けられます。
低学年は、国語と算数の成績で決めています。
②友達関係
いじめたりいじめられたり、よくトラブルがある子同士は同じクラスにならないように、配慮されています。
またいつも同じ友達といる子は、友達関係を広げるために離すこともあります。
できるだけたくさんの友達と関わりあえるように、関係をリセットするのも大切なことだそうです。
何か理由があり学校に来られなかったり特別な理由がある子には、助けてくれる友達と同じクラスにすることもあるようです。
③運動や音楽
学力と同じように運動も得意な子や苦手な子が、偏らないようにしています。
体育大会で運動が苦手ばかりのクラスだと、子供も運動の楽しさを感じられませんよね。
それと同様に音楽も、音楽発表会でピアノが弾ける子を、各クラスに置くように配慮がされていることもあります。
④リーダー性
どのクラスにもクラスを引っ張っていけそうな子がいるのが望ましいです。
クラスの中には、前に出るのが苦手な子もいます。
積極的にクラスの子に話しかけたりしてあげられる子がいると、クラスの雰囲気もよくなります。
⑤配慮が必要な児童
支援学級に在籍している生徒や、不登校傾向の生徒、家庭環境が複雑な生徒など、より注意が必要な生徒はクラスに偏らないようにします。
先生の目が届かなかったり、また他の生徒への対応に差があるといけないので、配慮が必要な児童もまんべんなく振り分けられるそうです。
一年生のクラス替えはどうしてる?
一年生の場合、教師側に情報がないのでどうやって決めているのでしょうか?
それは幼稚園や保育園と連携しており、資料をもとに決めています。
子供の幼稚園や保育園での様子、性格や持病の有無が書かれており資料を参考にして決めているそうです。
一年生だと4月生まれと3月生まれの体格差と精神面において、差が大きいので誕生日も重要視されています。
また一緒に下校する子がいるかどうか、家の近くの子同士を同じクラスにすることがあるようです。
小学校に少しでも慣れるように、同じ幼稚園や保育園の子を何人かのグループに分けて、同じクラスにしているそうです。
クラス替えで保護者の希望は聞いてくれるのか?
『〇〇ちゃんと同じクラスにしてほしいです。』
『〇〇くんとは違うクラスがいいです。』
保護者の方から希望を伝えられることはよくあるそうですが、すべての意見を聞き入れてくれる訳ではありません。
自分の子供が新しいクラスで楽しく過ごせるのか、不安な気持ちになるのもわかります。
しかし保護者の希望を全部考慮して、クラス分けをすることはできません。
先生の立場からすると、保護者の意見通りになると思われるのは辛いところで、個人をみてクラス分けをしているのではなく、学年全体のことを考えてクラス替えをしていることをわかってほしいそうです。
学校全体の様子を一番把握している、担任の先生が『この子達は同じクラスでも大丈夫』と考えていたらそれが最善のクラス分けなのかもしれませんね。
意見は言った方がいいのか?
どうしてもトラブルやいじめがあって子供がつらい思いをしているのなら、先生に伝えましょう。
絶対に希望通りになるといいきれませんが、ほとんどの場合違うクラスになるように考慮してくれます。
それが『仲がいい子と同じクラスにしてください』の希望なら聞いてもらえない可能性が高いですが、悩んでいる保護者や子供の話だと考慮してもらえるでしょう。
ここだけの話ですが、親同士トラブルがあった場合も違うクラスにすることが多いそうです。
学校側もわざわざ揉めるもとを作りたくないというのが本音みたいですね。
子供が友達とクラスが離れて落ち込んでいたら?
親としてはちっぽけな悩みですが、子供からすると大きな悩みですよね。
うちの子も1学年9クラスある小学校ですから、クラス替えのたびに総入れ替えで『はじめまして』のところからスタートしています。
子供が休み時間を一人で過ごしたというと、友達がいないのかな?と心配になりますよね。
心配ですが、子供の力を信じてあげましょう。
自分から友達の輪にいれてというのも、その子の成長につながりますし、一人でも本を読んだり充実しているのならそれはその子の個性です。
友達が出来なくて、子供がすごく悩んでいる時には先生に一度相談してみるのもいいかもしれません。
先生がみんなで仲良くできるような機会を作ってくれるように、考えてくれるでしょう。
子供が深く悩んでなさそうなら、親は暖かく見守っていくのがいいですね。
あまり元気がない時は、家での過ごし方は楽しく!好きなおやつを用意して、子供の話に耳をかたむけてあげるのがおすすめです。
まとめ
クラス替えは2月~3月にかけて行っています。
先生の決定は4月になってから。
学習面や友人面などさまざまなことを考慮してクラス分けをしています。
何か悩んでいることがあるなら、早めに先生に相談する方が良い。
先生達も子供達一人一人のことを考えながら、クラス替えをしています。
どんなクラスになっても、子供にとってはいい経験と保護者はドンと構えていきましょう。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです
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